対象
主に成人以降の方を対象とした治療です。
顎の矯正(噛み合わせ治療)は、歯ぎしりなどで歯が極度に磨耗して高さが低くなってしまった方や、欠損した歯を放置して片側で噛んでいたため、片方の歯が極度に磨耗し、顎が歪んでしまった方、何らかの習癖で、奥歯の高さが十分な高さに満たないままになってしまった方など、歯並びを改善する矯正治療ではカバーすることが難しい顎のポジションを整える治療です。
主に成人以降の方を対象とした治療です。
矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
歯並びの美容的な改善をするだけではなく、発音障害を改善すること、前歯で食べ物をしっかりとかみ切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くこと、全身とかみ合わせのバランスを調整すること、歯のガタツキをなくすことにより歯の清掃性を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。さらに、成長期のお子さまには、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もあります。
大人になって骨が硬くなると、歯の位置を歯列矯正で整える事はできても、骨の異常を改善するには、外科的手術が必要となる場合もあり、大変生活に負担が大きくなる場合があります。
子供の矯正治療は、そんな将来起こりうる不正咬合の予防と、バランスの取れた骨格を獲得することを目的としています。
歯並びや、骨格に異常をきたす、指しゃぶり、弄舌癖、口呼吸などを早期に改善することは、全身の骨格のバランスを整える効果もあります。
歯並びにお悩みをお持ちの方は、早目にご相談ください。お子さんの歯の成長には個人差がありますので、早期に開始した方がよい場合と、経過を観察した方がよい場合があります。
大切なのは時期を逃さず、お子さんに合った治療、ご家庭で取り組みやすい治療ということです。これらについて的確にアドバイスさせて頂きます。
1
矯正診断検査
院内検査費 | ¥22,000(税込) |
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※セファロ撮影は紹介状をお渡しし、大学病院で撮影して頂きます。
別途撮影料が約¥10,000(実費)かかります。
2
各成長段階による治療
早期咬合誘導(3歳~混合歯列期)
早期咬合誘導は3歳~混合歯列期に使用する上下一体型マウスピース矯正装置です。舌や口の周りの筋肉の機能異常を治して筋機能を正常化し、不正咬合を治療します。就寝時+日中2時間を中心とした使用で治療効果が上がります。
永久歯に生えかわるまで待つことなく乳歯の時期から治療できますが、取り外しが容易なため、お子さんの協力が得られない場合はこの使用は困難です。(3歳~)
早期咬合誘導のみで治療が終了することもありますが、混合歯列期にさしかかり、他の装置にて成長のコントロールが必要となった場合、矯正Ⅰ期治療へ移行となります。
装置はマイオブレイス(取り外し可能な上下一体型マウスピース矯正装置)を使用します。
早期咬合誘導基本料(初回) | ¥220,000(税込) |
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調整料(3か月おき) | ¥5,500(税込) |
調整料は治療時に発生する費用です。
Ⅰ期治療(混合歯列期)
主に混合歯列期に永久歯の生えるスペースを確保したり、本格的なⅡ期治療に入る前の準備的な治療の期間です。上下別々のマウスピースを使用し、より高度な成長コントロールを行います。
*適応条件→第一大臼歯を有し、切歯(乳歯もしくは永久歯)の少なくとも2歯が2/3以上萌出していること。また、少なくとも3/4顎に乳歯(C、D、E)または未萌出の永久歯(3、4、5)を2歯以上有していることが必要です。
装置はインビザラインファーストを使用します。(1年半以内)
【特長】
【利点】
基本料 | ¥440,000(税込) |
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早期治療からの移行の場合 | ¥275,000(税込) |
調整料(2か月おき) | ¥5,500(税込) |
調整料は治療時に発生する費用です。
永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。近年、治療技術の進歩により、矯正治療に年齢は関係なくなり、患者様のライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。
従来のワイヤー矯正とは全く異なる、マウスピース型の矯正装置です。
透明なマウスピースは非常に審美的で、見た目を気にすることなく矯正治療を進めることができます。
また、世界の100ヶ国以上で提供され、1000万人を超える方がインビザラインによる治療を受けています。
ここではインビザライン矯正にかかる費用と内訳についてお話ししていきます。
※お支払いのタイミングは、
精密検査の日➡精密検査費+基本料
となります。
インビザラインでは、先ほど紹介した費用の他にも追加で費用がかかる場合がありますので、ご紹介していきます。
インビザラインは「自費診療」の治療になるため、保険が適応しません。
矯正治療は歯科診療の中でも高額な治療費がかかってしまうのですが、将来の自分の歯を考えると決して高すぎる投資ではありません。
歯並びが悪いと、キレイな人に比べて虫歯や歯周病のリスクがぐっと高くなります。治療費やメンテナンス費を考えても矯正治療は先行投資としておすすめです。
治療期間が伸びると治療代も高くなるの?
という疑問ですが、こちらは残念ながらかかる治療費は高くなります。
計画通りに治療を終わらせるためにも、マウスピースはしっかりと決められた時間通りに装着していきましょう。
ただし、インビザライン矯正は治療の途中で誤差を調整したりするためにリファインメントと言われる追加のマウスピースが入ることが多く、当初の治療期間より多少伸びることがあります。こちらは、大事な過程ですので理解しておきましょう。
最初の計画より、多少伸びるということも最初に知っておくと費用の目安が立てられると思います。
上の歯が前面に傾斜して生えている状態です。または下の歯全体が後ろに位置することでも出っ歯に見えます。この状態だと前歯でくちびるを切ってしまったり、顔を強打したときに歯が折れやすくなります。
出っ歯とは逆に、上の歯より下の歯が前面に出ている状態です。上の顎が小さい、もしくは下の顎が大きいことで起こります。うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなる歯並びです。
噛んでいても前歯がかみ合っていない状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものを噛み切ることが難しくなります。舌の癖や指をしゃぶる癖が原因で起こることがあります。
歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。この状態は歯磨きのときにブラシがしっかりと届きにくく歯垢が残りやすいため、虫歯や歯槽膿漏の原因になります。
上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深く噛んでいる状態をいいます。下の歯が上の歯茎を刺激することで口内炎ができたり、前歯が乾くことで虫歯の原因にもなります。
上顎・下顎ともに前に突き出ていいる状態をいいます。
上下の噛み合わせが横にずれている状態をいいます。左右の顎に成長の差が出ることにより顔が歪んでしまう場合があります。
歯と歯の間に隙間ができている状態です。これは顎の骨の大きさに対して歯が小さく生えてしまうことが原因です。隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になります。また隙間から息漏れが生じるのでサ行・タ行・ラ行の発音が悪くなります。
当院では現在主にマウスピース矯正システム「インビザライン」にて、矯正治療を行っています。*1 )
マウスピース矯正の仕組みは、新しい歯のポジションを想定したマウスピースを、1日20時間装置しておくことで、各マウスピースに設定された位置に歯が動いていき、1~2週間ごとに、どんどん新しいマウスピースに交換していく事で、歯並びを整えていく、というものです。
マウスピースは透明なフィルム状の見た目をしているので、ブラケットやワイヤーを使用するシステムと比べて、装着中も他の人からはほとんどわかりません。
「インビザライン」は、世界で1,000万人の治療実績がある、アラインテクノロジーが提供するマウスピース矯正システムです。他のマウスピース矯正システムと、大きく異なる点は、初診時に取得した歯並びのデータで、矯正完了時のマウスピースまで、一気に製作し、治療のゴールを患者様と共有しながら治療が進められる点、数々の特許を取得済みのアタッチメント*2 )の形状により、ワイヤー矯正に匹敵するほど、複雑な歯の移動を行う事ができるなどの点にあります。
また、トータルの治療期間が、マウスピース矯正の中で非常に短い事も大きな特徴です。
1
虫歯、歯周病など検査治療(保険診療) 又は 矯正無料相談
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矯正用精密検査
3
クリンチェック(治療計画)作製
4
アライナー開始