舌に正しいポジションがある事をみなさんご存じですか?
舌の位置や動きの異常によっては、歯並びを悪くしたり、ひいては舌癌の原因にもなる事があります。
舌の動きの異常としては、
「お口をポカーンと開けていて、上下の歯の間に舌が出ている」
「飲み込むときに舌をつき出して、歯を押すような動きをする」
といったものが代表的です。
これらの良くない舌の動きの癖を
「舌癖(ぜつへき)」といいます。
私たちは1日600~2000回無意識に飲み込む動作(嚥下)をしています。
舌癖のある人は、飲み込むたびに舌で歯を押していることになります。
そのため、出っ歯、歯間がすきっ歯、上下のアンバランスなかみ方、舌たらずな発音を起こします。
舌癖を改善して、舌を理想的な位置に保持するためには、まず、正しい位置を知っておき、トレーニングにより舌の動きを改善する必要があります。
舌の正常な位置とは
- 舌の先が上の前歯の裏についてる。
- 舌の上の広い部分が上顎に軽くついてる。
という状態です。
舌の位置の異常として代表的なものは、口がポカンと開いて舌が下がっている状態です。
これを「低位舌」と言います。
舌が下がると、舌の付いてる骨の位置が変わり、周りの筋肉のバランスが崩れます。
- 成長期の場合上顎が狭くなり、歯並びが悪くなります。
- 下顎が後退し、気道を狭くして、口呼吸になり、さらに唇が開きます。
そこで自宅でできる簡単な舌の運動を一つご紹介。あいうべ体操です。
ぜひ思い出した時に、あいうべ~とやってみて下さいね。