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歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石の違いとは?|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石の違いとは?

歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石の違いについて

歯石は、プラーク(歯垢)が唾液中のミネラルと結合して硬化したもので、放置すると歯や歯周組織に影響を与える可能性があります。歯石には大きく分けて歯肉縁上歯石歯肉縁下歯石の2種類があります。それぞれの違いについて詳しく説明します。


1. 歯肉縁上歯石

場所

  • 歯肉(歯ぐき)の上に形成されます。
  • 歯の表面や歯と歯の間、特に唾液腺の開口部(下前歯の裏側や上奥歯の外側)に多く見られます。

見た目

  • 色は白色または淡黄色
  • 表面はザラザラしており、肉眼で確認しやすいです。

特徴

  • 主に唾液中のミネラル(カルシウムやリン酸塩)によって形成されます。
  • 成長が早く、早期に気づきやすい。
  • 歯ブラシでは除去できず、歯科医院で専用の器具や超音波スケーラーを用いて除去する必要があります。

影響

  • 見た目が悪くなる。
  • 食べ物や飲み物の色素が付着しやすく、着色汚れの原因に。
  • 歯周病の初期段階である歯肉炎を引き起こす場合があります。

2. 歯肉縁下歯石

場所

  • 歯肉(歯ぐき)の下、歯周ポケット内に形成されます。

見た目

  • 色は茶褐色または黒色
  • 肉眼では見えにくく、歯科医師や歯科衛生士がプローブ(探針)やX線で確認することが一般的です。

特徴

  • 血液や炎症由来の成分を含むため、硬くて付着が強固です。
  • 成長が遅いものの、長期間放置すると歯周病の進行を助長します。
  • 歯肉縁上歯石と比べて除去が困難で、より高度な歯科治療が必要になる場合があります。

影響

  • 歯周ポケットを深くし、歯周病を悪化させる。
  • 歯槽骨(歯を支える骨)の吸収や歯の動揺、さらには歯の喪失につながる可能性がある。
  • 口臭や持続的な歯肉の腫れ、出血の原因となる。

歯石の予防方法

歯石そのものを完全に防ぐことは難しいですが、以下のような対策で形成を遅らせることが可能です。

  1. 毎日の正しいブラッシング
    • 特に歯と歯肉の境目を丁寧に磨く。
    • デンタルフロスや歯間ブラシを活用してプラークをしっかり除去。
  2. 定期的な歯科検診
    • 3~6か月ごとに歯科医院でクリーニング(スケーリング)を受ける。
  3. 生活習慣の改善
    • 健康的な食生活を心がけ、糖分の摂取を控える。
    • 喫煙を控える。タバコは歯石の付着を促進します。
  4. 洗口剤の活用
    • プラーク形成を抑える成分を含む洗口剤を使用する。

まとめ

歯肉縁上歯石は比較的軽度で視覚的にも気づきやすいのに対し、歯肉縁下歯石は見えにくく、歯周病の大きな要因となることがあります。歯石を早めに取り除き、歯や歯肉の健康を守るためには、セルフケアと歯科医での専門的なケアの両方が欠かせません。

日々のケアを見直し、歯の健康を長く保ちましょう!

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