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咬合性外傷とは?かみ合わせのトラブルが引き起こすお口のダメージ|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

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咬合性外傷とは?かみ合わせのトラブルが引き起こすお口のダメージ

 

咬合性外傷とは?

かみ合わせのトラブルが引き起こすお口のダメージ

「かみ合わせが原因で歯が痛む」「詰め物がすぐ外れる」「歯ぐきが腫れやすい」——こうした症状がある方は、「咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)」の可能性があります。

この記事では、咬合性外傷とは何か、その原因や症状、治療法までわかりやすく解説します。


咬合性外傷とは?

咬合性外傷とは、強すぎる咬合力(かみ合わせの力)によって歯や歯周組織にダメージを与える状態のことです。

本来、歯は咬合力にある程度耐えられるように設計されています。しかし、過剰な力が一部の歯に集中してしまったり、かみ合わせのバランスが崩れていたりすると、歯やその周囲にダメージを与えてしまいます。


咬合性外傷の原因

咬合性外傷は以下のような原因で起こることがあります:

  • 歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)
    無意識に強い力がかかることで、歯や歯ぐきに負担がかかります。
  • 不適合な補綴物(被せ物や詰め物)
    高すぎる被せ物などが、かみ合わせのバランスを崩す原因に。
  • 歯列不正や噛み合わせのズレ
    一部の歯に過剰な力が集中することで、外傷が起こります。
  • 歯周病によって弱くなった歯の支持組織
    歯ぐきや骨が弱っていると、軽い力でも大きなダメージに。

咬合性外傷の主な症状

  • 噛んだときの痛みや違和感
  • 歯の揺れ(動揺)
  • 詰め物や被せ物が外れやすい
  • 歯ぐきの腫れや出血
  • 噛み合わせたときの「ズレる感じ」や不快感

これらの症状は、歯が虫歯でもないのに痛い場合や、歯周病が悪化しているように見えるときにも現れます。


治療方法

咬合性外傷の治療は、原因に応じて以下のような方法がとられます:

  • かみ合わせの調整(咬合調整)
    高すぎる歯を削ることで、力のバランスを整えます。
  • マウスピースの装着
    歯ぎしりや食いしばり対策として、就寝時にマウスピースを使用。
  • 補綴物の再製作
    被せ物や詰め物の高さや形を見直して、正しいかみ合わせに。
  • 矯正治療
    歯列不正が原因の場合は、矯正によって力の分散をはかります。
  • 歯周治療の併用
    歯ぐきや骨が弱っている場合には、歯周病治療も併せて行います。

まとめ:違和感を感じたら早めに相談を

咬合性外傷は、自覚症状があっても見逃されやすいトラブルです。かみ合わせが原因の症状は、放っておくと歯の寿命を縮めることにもつながります。

「最近なんとなく歯が痛い」「歯ぐきの腫れが繰り返す」など、気になる症状があれば、早めの受診をおすすめします。かみ合わせのチェックは、全身の健康にもつながる大切なステップです。

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