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親知らずを抜いても顔は小さくならない?|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

親知らずを抜いても顔は小さくならない?

歯を抜くと形が変わる歯槽骨と顔の骨格の基底骨の違いとは?

歯槽骨と基底骨は、どちらも口腔内の骨構造を形成する重要な部分ですが、それぞれ異なる役割と特徴を持っています。以下では、その違いについて詳しく説明します。


歯槽骨(しそうこつ)とは?

歯槽骨は、歯を支えるための骨です。具体的には、歯根(歯の根っこ)をしっかりと固定するための骨構造であり、上顎骨や下顎骨の一部を形成しています。

  • 役割: 歯槽骨は、歯根膜を介して歯と結合し、咀嚼の際にかかる力を吸収・分散する役割を果たします。
  • 特徴:
    • 歯の存在に依存しているため、歯を失うと歯槽骨が次第に吸収されて薄くなります(骨吸収)。
    • 骨移植やインプラント治療で再建可能な部分でもあります。
  • 構造: 歯根膜と隣接し、歯を包み込む形で形成されています。

基底骨(きていこつ)とは?

基底骨は、顎全体の骨格を形成する部分であり、歯槽骨を支える土台の役割を担っています。

  • 役割: 顎の形状を保ち、口腔全体を支える骨として重要な役割を果たします。咀嚼筋や顔面の骨格を支える構造でもあります。
  • 特徴:
    • 歯の有無にかかわらず存在する骨であり、歯の喪失による骨吸収の影響を受けにくい。
    • 骨密度が高く、強度があるため、インプラント治療の際の基盤として利用されます。
  • 構造: 上顎骨や下顎骨全体の一部を構成し、歯槽骨を下支えする位置にあります。

歯槽骨と基底骨の主な違い

項目 歯槽骨 基底骨
役割 歯を支える骨 顎全体を支える土台の骨
歯の影響 歯の有無によって変化する 歯の有無に影響されない
位置 歯根周囲に位置 顎全体の骨格部分を形成
吸収の影響 歯の喪失で骨吸収が進む 骨吸収の影響を受けにくい

まとめ

歯槽骨と基底骨は、どちらも健康な口腔環境を維持するために欠かせない骨ですが、その役割と特徴には明確な違いがあります。特に、歯槽骨は歯を直接支える骨として重要であり、歯の喪失による影響を大きく受ける一方で、基底骨は顎全体の構造を支えるために安定した役割を果たします。

これらの骨の違いを理解することで、歯周病やインプラント治療、骨移植の際に適切なケアや治療計画を立てる手助けとなります。健康な歯と顎を維持するためには、これらの骨の健康状態を保つことが重要です。

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