WEB予約はこちら
東京都新宿区西新宿4丁目14−3 ライフコーポ土屋 2F

顎関節症と関節円盤の関係とは?|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

WEB予約

顎関節症と関節円盤の関係とは?

顎がカクカク鳴る?それ、関節円盤が関係しているかもしれません|顎関節症と関節円盤の関係

「口を開けるとカクッと音がする」「口が開きにくい」「顎が痛い」──そんな症状がある方は、顎関節症かもしれません。
その原因の一つとして重要なのが、**関節円盤(かんせつえんばん)**という小さな軟骨の存在です。

この記事では、顎関節症と関節円盤の関係について、わかりやすく解説します。


■ 関節円盤とは?

関節円盤は、顎の関節(顎関節)内にあるクッションのような存在です。
耳の前あたりにある顎関節は、「下顎骨(あごの骨)」と「側頭骨(頭の骨)」が接する部分で、この間に関節円盤が挟まっています

関節円盤の役割は以下の通りです:

  • 関節の動きをスムーズにする

  • 衝撃を吸収し、骨同士が直接ぶつからないようにする

  • 顎の開閉運動を正しい位置で行えるようにガイドする


■ 顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節や周囲の筋肉に不調が起きる状態の総称です。
症状には次のようなものがあります:

  • 顎を動かすと音がする(カクカク、ジャリジャリなど)

  • 顎に痛みがある

  • 口が開きづらい、あるいは大きく開かない

  • 顎の動きがズレているように感じる


■ 関節円盤と顎関節症の関係

顎関節症の中でも特に多いのが、「関節円盤のズレ(関節円盤転位)」です。

通常、関節円盤は顎の動きに合わせて滑らかに動くのですが、次のような原因で正常な位置からズレてしまうことがあります:

  • 噛み合わせの不調

  • 歯ぎしり・食いしばり

  • 頬杖や片側だけで噛むクセ

  • ストレスによる筋肉の緊張

関節円盤がズレると、顎の動きが引っかかるようになり、カクッという音がしたり、顎が途中で止まるような違和感が生じたりします。
さらにズレが進行すると、**関節円盤が戻らなくなり、口が開かなくなる(ロッキング)**といった深刻な症状につながることもあります。


■ どんな治療があるの?

関節円盤のズレが原因の顎関節症は、早期発見と早期治療がカギです。
主な治療法には以下のようなものがあります:

  • マウスピース(スプリント)治療:歯ぎしりや関節への負担を軽減

  • 理学療法:筋肉の緊張をほぐすマッサージやストレッチ

  • 噛み合わせの調整:必要に応じて歯科的治療を行う

  • 生活習慣の見直し:片側噛み・頬杖などのクセの改善

重度の場合は、関節円盤を手術的に整復するケースもありますが、まずは保存療法が基本です。


■ まとめ

関節円盤は、顎関節の健康を支える重要なパーツです。
この関節円盤がズレたり傷ついたりすると、顎関節症の原因になります。

もしも顎に違和感や痛みを感じる場合は、早めに歯科や口腔外科で診てもらいましょう。
「ちょっとおかしいな」と思ったその時が、治療のベストタイミングです。

気になった方は、当院に御相談下さい。

pagetop