
歯にも寿命がある?知っておきたい“歯の寿命”の話
「人間の歯は一生もの」と思っていませんか?
実は、何もしなければ歯は一生もちません。
今回は、歯の寿命についてわかりやすくご紹介します。
■ 日本人の歯の平均寿命は?
厚生労働省の調査によると、日本人の歯の平均寿命は約60年と言われています。
しかし、平均寿命が80歳を超える今、「自分の歯で一生食べたい」と思う人は多いはずです。
実際には、80歳で残っている自分の歯の本数は平均13本程度(28本中)とされています。
つまり、歳を重ねるごとに多くの人が歯を失っているのです。
■ 歯を失う主な原因とは?
歯の寿命を縮める原因は、大きく分けて以下の3つです。
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むし歯(虫歯が進行して抜歯に至るケース)
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歯周病(歯ぐきの炎症が進み、歯がぐらついて抜ける)
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歯ぎしりや噛みしめ(咬合力によるダメージ)
これらの問題は、日々のケアや歯科医院でのメンテナンスで予防できます。
■ 歯の寿命を延ばすためにできること
歯を長持ちさせるには、以下のような習慣が大切です。
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毎日の丁寧な歯磨き(歯間ブラシやフロスも活用)
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定期的な歯科検診とクリーニング
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むし歯や歯周病の早期発見・早期治療
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食生活の見直し(砂糖や酸の多い食品を控える)
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歯ぎしり対策(マウスピースなど)
■ 「歯の寿命=人生の質」に直結する
歯を失うと、食事が楽しめなくなったり、発音や見た目に影響が出たりします。
また、噛めないことで栄養のバランスが崩れ、全身の健康にも悪影響を及ぼします。
つまり、歯の寿命を延ばすことは、健康寿命を延ばすことにもつながるのです。
■ まとめ
歯の寿命は、自分の行動で大きく変わります。
一生、自分の歯で食事を楽しむために、今からできることを始めましょう。
「歯が痛くないから大丈夫」ではなく、“予防”がなにより大切です!
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。