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酸蝕症(さんしょくしょう)とは?治療法はあるの?|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

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酸蝕症(さんしょくしょう)とは?治療法はあるの?

酸蝕症(さんしょくしょう)とは?

酸蝕症とは、酸によって歯の表面(エナメル質)が溶けてしまう病気のことです。
むし歯は虫歯菌が酸を出すことで歯を溶かしますが、酸蝕症は飲食物や胃酸など、外からの酸の影響で歯が直接ダメージを受ける点が特徴です。


酸蝕症の原因

  • 飲食物による酸
     炭酸飲料、スポーツドリンク、ワイン、柑橘類などを頻繁に摂取するとリスクが高まります。

  • 胃酸の逆流
     逆流性食道炎や嘔吐を繰り返す習慣がある場合、強い酸で歯が溶けてしまいます。

  • 生活習慣
     長時間飲み続ける「ダラダラ飲み」や、就寝前の酸性飲料摂取も大きな要因です。


酸蝕症の症状

  • 歯が透けて見える

  • 表面がツルツルしている

  • 冷たいものや甘いものがしみる

  • 黄ばんで見える

  • 歯がすり減って短く見える


酸蝕症の治療方法

酸蝕症は、進行度によって治療の選択肢が変わります。

  1. 初期段階(軽度)

    • フッ素塗布で歯を強化

    • 専用の歯磨き粉で再石灰化を促進

    • 生活習慣の改善(酸性飲料のコントロールなど)

  2. 中等度(歯の形が変わり始めている場合)

    • コンポジットレジン修復(白い詰め物で欠けやすり減りを補う)

    • ラミネートベニア(薄いセラミックシェルを前歯の表面に貼り付け、色や形を回復する)

  3. 重度(歯が大きく失われている場合)

    • **セラミッククラウン(被せ物)**で歯の全体を保護

    • 奥歯では、咬耗を補正するクラウンで噛み合わせを回復


ベニア治療のメリット

特に前歯の酸蝕症においては、ラミネートベニアが有効です。

  • 自然な白さと透明感を再現できる

  • 歯の表面を守り、しみやすさを軽減できる

  • 形や長さを整えて審美的にも改善できる


まとめ

酸蝕症は生活習慣や全身の状態と深く関係しており、進行すると歯が弱くなり見た目や機能に影響します。
フッ素やレジンでの初期対応から、ベニアやクラウンによる修復まで、状態に応じた治療が可能です。

「歯が透けて見える」「黄ばみが気になる」といった症状があれば、早めに当院で相談し、自分に合った治療法を選びましょう。

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