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歯の白濁(はくだく)とは?原因と対処法をわかりやすく解説|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

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歯の白濁(はくだく)とは?原因と対処法をわかりやすく解説

歯の白濁(はくだく)とは?原因と対処法をわかりやすく解説

鏡を見たとき、歯の表面に「白いまだら模様」や「白っぽいスジ」が見えることはありませんか?
これは**「白濁(はくだく)」**と呼ばれる現象で、見た目の美しさだけでなく、歯の健康状態を示すサインであることもあります。

今回は、歯が白く濁って見える原因と、その対処法について解説します。


■ 白濁の主な原因

① エナメル質形成不全

歯が作られる時期にカルシウムなどのミネラルが十分に取り込まれず、エナメル質がうまく形成されないことで起こります。
永久歯が生える前の発育段階で栄養不良や高熱、薬の影響などがあると発生しやすくなります。
白く見える部分は実際にはエナメル質がスカスカで光の反射が乱れている状態です。

② 初期虫歯(脱灰)

虫歯の初期段階では、歯の表面からミネラルが溶け出し、ツヤを失って白く濁ります。
この段階ではまだ穴があいておらず、再石灰化によって治る可能性があります。
見た目では「白いシミ」のように見えるのが特徴です。

③ フッ素症(歯のフッ素過剰症)

歯の形成期に過剰な量のフッ素を摂取すると、歯の表面に白いスジや斑点ができることがあります。
軽度であれば目立ちませんが、重度になると褐色を帯びることもあります。

④ ホワイトスポット(矯正治療後など)

矯正装置を外したあとに現れる白い斑点は、装置周りの清掃が十分にできなかったため、プラークによって局所的に脱灰が起きたサインです。
見た目はホワイトニングのように白く見えますが、実際には歯が弱くなっている部分です。


■ 白濁を改善する方法

白濁の原因によって対処法は異なります。
代表的な方法をいくつかご紹介します。

  • 再石灰化促進:フッ素塗布やCPP-ACP配合のペースト(MIペーストなど)を使ってミネラルを戻す方法。初期虫歯や軽度の白濁に有効です。

  • アイコン治療(Iconレジン浸潤法):薬剤でエナメル質の表面をわずかに処理し、樹脂を浸透させて透明感を取り戻す最新の方法です。削らずに自然な色調を回復できます。

  • ラミネートベニア:白濁が広範囲にある場合、薄いセラミックのシェルで歯の表面を覆う審美的な治療法です。

  • ホワイトニング:全体の色調を明るく整えることで、白濁を目立たなくする方法。ただし原因が脱灰の場合は慎重な判断が必要です。


■ まとめ

歯の白濁は一見「白くてきれい」に見えることもありますが、
実はエナメル質のダメージやミネラル不足のサインであることが多いです。

放置しておくと虫歯や見た目の悪化につながることもあるため、
気になる方は一度歯科医院で原因を特定してもらうことをおすすめします。

新宿セントラルパーク歯科では、白濁の原因に合わせた**削らない治療(Iconレジン浸潤法など)**にも対応しています。
見た目を自然に美しく整えたい方はぜひご相談ください。

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