WEB予約はこちら
東京都新宿区西新宿4丁目14−3 ライフコーポ土屋 2F

メタルコアのデメリットとは?歯を長持ちさせるために知っておきたいポイント|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

WEB予約

メタルコアのデメリットとは?歯を長持ちさせるために知っておきたいポイント

メタルコアのデメリットとは?歯を長持ちさせるために知っておきたいポイント

歯の神経を取ったあとに土台(コア)を立てて被せ物をする治療はよく行われます。その中でも昔から多く使われてきたのが「メタルコア(金属の土台)」です。
しかし、近年ではメタルコアに代わって「ファイバーコア」を選ぶケースが増えています。その理由は、メタルコアにはいくつかのデメリットがあるためです。


① 金属の硬さによる歯根破折のリスク

メタルコアは非常に硬く、歯よりも弾性が少ない素材です。そのため、強い噛む力や衝撃が加わったときに力が逃げず、歯の根が割れてしまう(歯根破折)ことがあります。
一度歯根が割れてしまうと、多くの場合は抜歯
が必要になります。


② 金属による審美面の問題

前歯など、見た目が大切な部位では、メタルコアの金属が歯ぐきから透けて暗く見えることがあります。
また、長年の使用で歯ぐきの位置が下がると、金属色が見えてしまうこともあります。
審美性を重視する方には不向きです。


③ 金属アレルギーの心配

メタルコアに使われる金属の種類によっては、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
特にニッケルやパラジウムなどが含まれる場合、皮膚のかゆみや口内炎のような症状が出ることもあります。


④ 接着力が弱く、再治療が必要になることも

メタルコアは歯と化学的に強く接着することが難しいため、時間の経過とともに外れやすくなる傾向があります。
外れた部分から再び細菌が入り込み、二次的なむし歯根の再感染を起こすリスクもあります。


⑤ ファイバーコアとの比較でわかる違い

近年主流の「ファイバーコア」は、歯に近いしなやかさを持ち、力を吸収・分散してくれます。
そのため歯根破折のリスクが少なく、光を通すため審美性も高いのが特徴です。
見た目や歯の寿命を重視するなら、ファイバーコアの方が適しているケースが多いです。


まとめ

メタルコアは昔ながらの安定した材料ではありますが、
・歯根破折のリスク
・見た目の問題
・金属アレルギー
といった欠点を持っています。

長く歯を守るためには、歯に優しい素材(ファイバーコアなど)を選ぶことが大切です。
治療の際は、歯の状態や部位に合わせて、最適な素材を歯科医師と相談して選びましょう。

pagetop