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かみ合わせでとても大事な犬歯(糸切り歯)の役目とは?|ブログ|西新宿五丁目駅・都庁前の歯医者 – 新宿セントラルパーク歯科

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かみ合わせでとても大事な犬歯(糸切り歯)の役目とは?

🦷犬歯誘導とは?

噛み合わせを考えるうえで、とても大切な役割をもつのが「犬歯(けんし)」です。犬歯誘導とは、下あごを左右に動かしたときに、犬歯がガイド(誘導)となって他の歯に過度な力がかからないようにする仕組みのことをいいます。


🦷犬歯が「ガイド役」になる理由

犬歯は、前歯と奥歯のちょうど中間にあり、根が長くて骨にしっかり支えられているため、横方向の力(横ズレする力)に強い歯です。
そのため、あごを左右に動かしたときに犬歯だけが当たるように設計されていると、

  • 奥歯への横方向の負担が減る

  • 歯のすり減りや割れを防げる

  • 顎関節への負担が軽くなる
    などのメリットがあります。


🦷犬歯誘導が失われるとどうなる?

何らかの理由で犬歯がすり減ったり、歯並びがずれたりして犬歯誘導がうまく働かないと、**奥歯まで同時に当たる「グループファンクション(群機能咬合)」**という状態になります。
この状態が長く続くと、

  • 奥歯に過度な力がかかり、歯が割れたり揺れやすくなる

  • 顎の筋肉がこわばって顎関節症の原因になる

  • 歯ぎしりや食いしばりが悪化する
    など、さまざまなトラブルのリスクが高まります。


🦷犬歯誘導を守るためにできること

犬歯誘導を保つには、次のようなことが大切です。

  • 歯ぎしり・食いしばりのある方は、**ナイトガード(マウスピース)**を使用する

  • すり減った犬歯を**適切に修復(コンポジットレジンやセラミックなど)**する

  • 歯列矯正で犬歯の正しい位置関係を整える

  • 定期的な歯科検診で噛み合わせのバランスをチェックする


🦷まとめ

犬歯誘導は、歯を長持ちさせるための「噛み合わせの安全装置」といえます。
犬歯がしっかりガイドとして働くことで、奥歯や顎関節への負担が減り、健康的な噛み合わせを維持できます。
「最近、顎が疲れる」「歯ぎしりが強い」と感じる方は、ぜひ一度、犬歯誘導の状態を歯科医院でチェックしてみてください。

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