
目次
歯が欠損すると歯槽骨はどう変化するのか?
〜見えない部分で起きている大きな変化〜
🦷 歯槽骨とは?
歯槽骨(しそうこつ)とは、歯を支えている顎の骨のことです。
歯は単に骨にくっついているのではなく、「歯根膜」というクッションのような組織を介して歯槽骨とつながっています。
この歯根膜があることで、
- 噛む力を分散する
- 骨に適度な刺激を与える
- 歯をしっかり支える
といった大切な役割を果たしています。
🦴 歯が抜けると何が起きるのか?
歯を抜いた瞬間から、歯槽骨には変化が始まります。
① 噛む刺激がなくなる
歯があることで、噛むたびに骨へ刺激が伝わります。
しかし歯を失うと、その刺激がゼロになります。
骨は「使われないと減る」性質があります。
筋肉と同じで、刺激がなければどんどん痩せていきます。
② 歯槽骨が吸収される(骨が痩せる)



歯を失うと、歯槽骨は徐々に吸収(きゅうしゅう)されます。
特に抜歯後3〜6か月で大きく変化し、
- 横幅が減る
- 高さが低くなる
- 歯ぐきも一緒に下がる
という変化が起こります。
1年経つと、かなり骨量が減ってしまうケースも少なくありません。
📉 歯槽骨が減ると起こる問題
1️⃣ インプラントが難しくなる
骨が少ないと、そのままではインプラントが入らず、
GBR(骨造成)などの追加手術が必要になることがあります。
2️⃣ 見た目が老けて見える
骨が痩せると口元がへこみ、
- ほうれい線が深くなる
- 口元がしぼむ
といった変化が起こることがあります。
3️⃣ 入れ歯が安定しにくくなる
骨が少ないと支えがなくなり、
入れ歯が動きやすくなります。
⏳ 抜歯後の時間経過が重要
歯を抜いたあと、
- 2か月前後 → 骨の形がまだ保たれていることが多い
- 半年以上放置 → 骨の吸収が進む
- 1年以上放置 → 骨造成が必要になる確率が上がる
という傾向があります。
※個人差はあります。
🛡 歯槽骨を守るためにできること
- 抜歯後は早めに治療計画を立てる
- インプラントやブリッジなど適切な選択をする
- 放置しない
「まだ噛めるから大丈夫」と思っていても、
見えないところで骨は減っています。
✨ まとめ
歯を失うことは、
単に歯が1本なくなることではありません。
その下にある歯槽骨が徐々に減り、
将来の治療の難易度や見た目に大きく影響します。
だからこそ、
👉 抜歯後は“なるべく早く”次のステップを考えることが大切です。
気になる方は、お口の状態を一度チェックしてみましょう。
骨の状態はレントゲンやCTで確認できます。
早めの対応が、将来の負担を減らします。




